ベースが四分音符で“ドッ・ドッ・ドッ・ドッ…”
ドラムのバスドラも同じリズムで“ドッ・タン・ドッ・タン…”
そしてコードはマイナー進行。
…って、文字説明じゃピンと来ないか。
ようするに、これさ、これ↓
…で、これがどうした?…ってかい。
いや、当時ね、このテの曲がけっこう多かったのよ。
─── たとえばホワイトスネイク。
─── はたまたレインボーとか。
─── ジューダスなんかも。
─── そんでカンサスまでが。
─── てな具合で、この他にも沢山あるに違いない。
ここまではOKだろうか?
…で、だから何なんだ?…ってかい。
いやね、このアレンジが何故流行ったのか?…って事さ。
当時俺的には、これを“フォリナー・アレンジ”と呼んでいた。
何だか知らないけど、このテのアレンジがフォリナーっぽく聴こえたのよ。
仲間内でもフツーに口にしてた記憶がある。
…で、何故にフォリナー?…ってかい。
それが…理由は不明なの。
そんなこんなで何十年も経った今、フと思い立って自分なりに考えてみた。
このアレンジはフォリナーのイメージ。
…という事は、フォリナーの楽曲はこのテのアレンジ率が高い。
少なくとも数ある楽曲の30%は占めているはず。
…ところが、だ。
無い。
全然無い。
…っていうか、
ヘッド・ゲームスだけじゃねぇかっ。
じゃあどこのどいつが流行らせたんだぁ?
…思い当たらん。
おっ、そうだそうだっ。
このテのアレンジの一番古い曲を探してみよう。
…ぅうむ…これかなぁ。
そーいやぁこの曲って、カバーしてる人多いよね。
異種ミュージシャン集まった時もセッションで使われたり…。
なるほどー。
これが発祥かっ。
…と、勝手に悩んで勝手に解決して勝手にスッキリ。
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