近頃、官庁から「リスクアセスメントを学習せよ」と言われる。
わけのわからん言葉にするから難しそうな印象だが…
まあ、何て事無い。
『道路を横断する』
この場合の危険要因は
『車』
…である。
『横断する時』
『車が通り』
『轢かれる』
これが災害に至るプロセス。
可能性としては『たまに起こる』って感じで『△』。
災害の重大性としては、そりゃ車に轢かれたらヘタすりゃ死んじゃうんだから『極めて重大』で『×』。
リスクレベルは『△・×』で『4』
…と、なろうか。
これに対して、どうリスク低減出来るか?
1『横断歩道がある場所まで横断しない』
2『車が来てないか左右を確認する』
3『足早に横断する』
…こんな感じだろうか。
ところで昨夜、業界の懇親会があり数人で飲んだ。
そこに年間20万人以上の利用者が来る地元の道立公園の指定管理者を請負ってる業者の専務さんが来ていたのだが、これまたなかなか感慨深い話をしてた。
「利用者は年々増える一方なのに予算は減らされてギリギリの人数の従業員でやらなきゃならんのよ…」
もちろん俺もそこに行った事はあるのだが、職員は6名程度。
外回りの作業員が5名くらい居ただろうか…。
とにかく利用人数と公園面積に対してこの従業員の数じゃ気の毒だ。
「利用者が多いからって喜べないんだよね。子供か大怪我でもしたら大変な事になるよ。」
確かに…
それだけ大勢の人がごった返す中、幼児が怪我をしようものなら話題も大きくなるし評判が落ちるスピードも半端ないよなぁ…。
「各遊戯エリアに警備員でも配置出来れば良いんだけどねぇ…そんな金無いしさぁ…」
…さて、予算が無い、予算が無い、と申しているこの公園…
驚くなかれ入場無料なのだ。
予算無いなら金取りゃ良いじゃん。
大人100円、子供50円にしたって、年間売上げ1千万超えは確実だろ?
しかし、入場無料が北海道の規則らしい…。
アホじゃなかろうか。
ここでリスクアセスメントの話に戻るが…
『子供が遊んでいる』
これだけで大きなリスクである。
それこそ危険要因なんて数え切れないではないか。
これだけの広さ、これだけの利用者のリスク低減方法…
やっぱ警備員の配置だろ。
簡単な事だよね?
利用者から小銭取って予算作って警備雇えば良いんだよ。
リスクアセスメントを推奨している官庁様が、そんな事も分かんないかなぁ?
5/31/2011
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