3/12/2012

アメリカが、いちいちカッコイイ件

昨日は東日本大震災から一年目の日であり、日曜日で休日だった。

テレビでは震災・津波の特番オンパレード。

あの悲劇を再度観るというのも何だなぁ…と思いつつも、やはり観てしまった。
一年経ってからの放送だけに、災害の恐ろしさを掘り下げた内容が多く、当時の被害から学習するという濃い内容のものが多かった。

ここに取り上げられていた一つが米軍だった。

“トモダチ作戦”

さすが米軍…災害支援においても“戦”の文字(笑)

何せ“米軍=普天間問題”という事もあり、当初世論は米軍が何をしようと批判的だった。
琉新、道新、サンケイ各社、全くと言って謝意的な報道はしなかったと思う。

しかしこの度の映像を観て痛感した。

実際に右も左も行く手を阻まれ、食料も暖を取るものも失った避難民にとって、いち早く現れた米軍はまさしくヒーローだったに違いない。
何せ“トモダチ作戦”は日本政府の要請がある前に動いたのである。
早いに決まっている。

更に、映像での隊員達の行動を観ていて、たぶん日本の自衛隊はこんな風ではないだろうなぁ…と感じた。

任務は“救済・救援”である。
それは統一されている。
ただし、その任務を遂行する上でのルールは統一されてなく、各隊員に委ねられているように見えた。
「とにかく助けるぞ!」って感じで、隊員は避難民の求めている事・物を聞き出す事を重要視し、それに向かって自由に動く。
とにかく動く。

一軒の食堂に行き、時間を掛けて丁寧に食器を引っ張り出してる隊員もいれば、ドデカイ瓦礫を一気に避けている隊員、子供達にヌイグルミを配る隊員…様々だった。
その勢いある動き、鋭い判断…それはまさに戦場で行う行動に限りなく近いように思えた。

そして番組では、一年経って隊員達に会いに行き、当時の映像を見せた。

彼等は笑顔で迎えてはいたが、特別な事をしたような表情は見せない。
「ああ、そーいえばこんなこともあったな」…みたいな。
何故かと言うと、彼らは“任務を遂行しただけ”だから。

いつまでも感情を引っ張る日本人に対して、あくまでクールな米軍隊員…。
日本人に感謝されようが批判されようが関係無し。

おいおい、カッコ良過ぎるぜ(笑)


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