3/08/2011

緊急事態

うちの会社は某町の火葬場の管理を委託してるんよ。
業種が完全に畑違いだが、隣接施設に公園があり管理内容の90%は芝や樹木だから仕方ないってば仕方ないんよ。

火葬ってのはある意味特種な仕事なので専属の従業員にやってもらってたのだが、その人が肺癌になっちまった。
もう70半ばを過ぎた年齢だけに本人に治療する気もなく、少しでも楽に過ごせる薬を服用しながら暮らしてるわけ。

…さて、これは大問題!

医者には「いつどうなるか分からん」って言われてるわけだし、「今日は係員の体調が悪いから火葬延期」なんてわけにもいかん…。
今年度中は責任持って管理しなきゃならん義務があるので、先月頃から俺が指導を受けつつやっちょるわけだ。

…まあ、別に嫌なわけではないのよ。
気味悪いとも思わんし、仕事だと思えば何て事ない。
…ただ、自慢じゃないが日頃から信心深くない俺様。
火葬の仕切りなんて知るわけもない。

掛軸も宗派によって違うし、それと同様に焼香の準備や顕花、供物の段取りも違う。
遺族を誘導する流れも全く違う。

…ひぇぇぇぇーーーーっ、って感じ。

焼台に御棺乗せて突っ込んで火ぃつけるくらいは操作方法を習えば出来るけど、対遺族や宗派に関する事が全くもって欠落しておるのだ。

「皆様、合掌願います」
「礼拝」
「御直り下さい」

…これすら、自分で仕切れと言われたら自信がない。

ましてや御棺の蓋を開いて、「お別れして下さい」
…から、窯入れまでのタイミングって??

更には胸仏の区別もイマイチなんだよなぁ。

ヤバいよヤバいよーっ。

…なんて言いつつも、
まあ何とかなるだろうと思っている俺は素晴らしくノーテンキ野郎だぜっ。

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