ゲイリー・ムーアが亡くなった。
2011年2月6日(昨日)、スペインのホテルにて、58歳という若さで…。
原因は不明で、睡眠中に…という話だが、マネージャー曰く
「まだ信じられない。彼はもの凄く元気だった。彼はロックの犠牲者ではなかった。」
…と。
ゲイリー・ムーアについては、俺自身も“ロックの犠牲者ではない”というイメージだった。
常にパワフルで、ギターを愛するロック職人。
麻薬を常習してるイメージも、身体が弱いイメージもなく、健康的で根っから真面目人間。
過去の来日に同行したイアン・ペイスがインタビューで、こんな事を言ってたっけ。
「ゲイリーをソープランドに誘おうと部屋のドアまで行ったら、中からギターのピッキング音が聴こえたんだ。とても声を掛けられるムードじゃなかったよ。」
その記事を読んで“そうだ!これこそゲイリー・ムーアだ!”と、思ったものだ。
俺がゲイリー・ムーアを知ったのは、シン・リジーのアルバム“ブラック・ローズ”だった。
ツイン・ギターの美しいハーモニーも素晴らしいのだが、何せゲイリー・ムーアの力強く強烈なギター・ソロに圧倒された。
それも、スピーディーなロック・ギターあり、ジャジィーなニュアンスの流れるようなフレーズありで、そのオールマイティーな技量に完全に釘付けになってしまった。
それ以降、ゲイリーが参加しているアルバムは必ずチェックするようになった。
ソロアルバムは勿論…
ムーアのバンド…
過去に遡り…
ゲスト参加した作品なども…
どれもこれもカラフルなギター・ワーク、しかも“ゲイリー・ムーアのギター”。
ようは誰とも違うスタイル。
誰かがやれば「あっ、ムーアの真似だね」と言われてしまうくらいの強烈な個性。
それだけムーアのギターは独自の光を放ってた。
…ともあれ、天才も人間。いつかは死ぬ運命。
…でも、若過ぎた…
どうか、あの世で
先に逝ったフィル・リノット、コージー・パウエルと再会し、ゴキゲンにジャムり、力強いギターを弾きまくって欲しい。
数々の無限大なギターワークを本当にありがとうございました!!
合掌…
2/07/2011
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿