2/06/2011

憧れ

ガキの頃…


大きくなったらやりたい事

いっぱいあったよなぁー。


小学校の低学年は、ハンドルが下向いたサイクリング車が禁止だった。


これに乗るには自分が大きくなるのを待たなきゃならん…。
早く高学年になって乗り回したい!…と思ってたもんだ。

…まあ、買ってもらえるか否かはまた別な話だが。





高学年になったらなったで、今度は中学生に憧れ始めるわけだ。

英語がプラスされ5教科になり、教科毎に専門の先生が来る。


うぉぉぉ、かっちょいぃー!!


俺は勉強が好きなわけじゃなかったし、何がかっちょいかったのかわからんけど…。






中学生になったらなったで次は高校生に憧れた。

同学年の友達同士で喫茶店に出入りしてたり、
バンド組んで文化祭で堂々とロックやってたりする。


こーれはハンパねぇ!
絶対に高校生になっちゃるぞぉー!!!!




さあ、高校生になると今度はこの辺りを堂々とやれる大人に憧れが…



あとは車の運転なんかもね。

何せ当時、俺の目にはこう見えていた。



大人=自由


高校生が「駄目!」と言われてる事を何でも出来ちゃうアウトサイダーっぷり。

オヤジがベロベロになって、寿司を土産にぶら下げて夜中に帰ってくる。
帰って来るやいなや御袋に「おい、水!」と吼える。
そして翌日「あー…二日酔いだぁー」なんて具合悪そうにしてる。


それをかっこいいと思ってた俺は変??







…と、いうわけで前振りが長くなり過ぎたか?






ようは今の時代、年上の人への憧れが廃れつつあるという件。
小中高、へたすりゃ大人もやってる日常が同一化している。

インターネット、ゲーム、携帯遊び…溜まる場所はカラオケやファストフード店、コンビニ。
老若男女誰もが自由にやれる事が主流になっておる。

今や禁煙ブームで隠れて煙草吸ってる中高生も皆無に近い。
「煙草なんて身体に悪いもの吸うわけねーじゃん」…てな感じだろうな。
自分の父親も母親に「煙草値上がりしたんだから止めなさい!」って言われて禁煙に突入…。
オヤジの威厳も下がる一方(苦笑)

酒だって…飲酒運転の取締りが強化し過ぎて、もう飲むのが面倒な世の中。
晩酌するにも父親が母親の顔色を窺いつつ…。
「ビール高いから発泡酒ね!」「発泡酒も値上げするし晩酌無しね!」
オヤジの威厳はもう壊滅状態(涙)

自由に見えていたはずの大人が、どんどん縛られている現実。
今の子供が憧れるものって何なのだろう??

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