2/09/2011

3D拒否派ですが何か?



昨今よく耳にするよね、

3Dthree-dimensional(三次元)


3D映画、とか3Dテレビ、とか。
何やらゲーム機も3Dになってるとか…。

けっこう前からあった事はあったのよ。
モギリの窓口で厚紙とセロファンで作った専用眼鏡をもらって観る映画とか。
海底なんかのCGを3Dで観せてくれるテーマパークとか…。

それが今や3Dテレビを買えば、家庭で眼鏡も無しで観れちゃうんだよなぁー。
すげぇーよなぁー…。


まあ、それはそれで良し。




良いのよ、未来的で素晴らしいと思うわけ。


…ただ、

世の人々と俺の3Dの必要性に、ちょいとした違いを感じる。



職場の連中なんかが言ってたわけよ、

「スポーツ中継を3Dで観て何面白いんだぁ?」


…いやいやいや、良いんじゃない?


スポーツ観戦ってあまり観ないからよく分からんけど、競技の模様が生々しくなるんじゃないの?
良いんじゃないかと思うけどなー。

ゲームなんかも3Dになると迫力も難易度も増しそう。
とっても良い感じなんじゃないかと。

…どっちも個人的に興味が無い分野だし(笑)



でもね、

映画の3Dについては個人的に拒絶してしまうわけよ。


“アバター”とか、評判良いよね。

当初、監督がジェームスキャメロンだって知って期待したわけよ。
でも3Dが話題の中心になった途端に萎えたわけよ。

“アバター”をフツーの画面で観たという連中が納得のコメントしてたんだよね。



「3Dを意識した演出だなー、と思った」

「たぶんここでコイツが飛び出すんだろうなー、ってわかった」

「やっぱ3Dの映画は3Dで観なきゃ不自然だわ」




なるほどねー。
勘弁してくれよキャメロン先生よぉー。


今までの映画ってさー、二次元だからこそ演出の腕前が光ったわけじゃん。
飛びだしゃ良いならポイント決めて飛び出すようにすりゃ良いだけでしょ?
現代のリアルなハリボテ人形が画面から飛び出しゃあ客は確かに喜ぶよなー。



そんで話は戻るが…
スポーツ中継云々と言ってた奴が、こうも言い放ちやがった。

「3Dは映画とかじゃなきゃ意味ないよ」


俺は思わず言ったさ、「アンタ何言ってんの?」…って。

あー言ったさ。



3Dって科学技術じゃん。




スポーツ戦こそは科学を駆使して迫力を出そうってのは分かる。
映画ってスタッフ陣の芸術発表でしょ?
おもむろに科学頼りでどーすんの??

映画界には科学技術を避けてる演出家が多い。
8mmで撮ったりハンディーのみで撮ったり、昔ながらの頑固者がけっこういるのよ。
それだけ自分の芸術的演出力を試したいんだよ。



まあ、世間が3D主流になる事に反対はしないけどさー…
演出家の力量が低下して行くのは目に見えてるという事。

少なくとも俺は認めんぞーっ。



2 件のコメント:

  1. 自分も先日「バイオハザード」の新しいやつを見てて思った。
    3Dの効果を最大限引き出そうとしてるなって。
    悪く言えば、あざといって言うのかしら・・・
    もう少しさりげなくやったほうがよいと思うのです。
    すごい技術も使い方じゃないかな・・・
    あとは好みでしょう。

    余談ですが、
    巷で「3D」というキーワードを聞くたびに思い出すことがあるのです・・・

    だいぶ前、オリンピックの開催前、
    テレビで、トランポリンの日本代表女子、廣田遥さんにインタビューしていました。
    記者・「トランポリンの魅力は」
    廣田・「飛んだときの4次元の感覚が~~」
    記者・「?」
    それ以来、3D映画より興味があります。

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  2. >hana
    4次元…飛んだときに別世界で浮遊してるってこと!?
    アスリートだからこそ、そーいう感覚を味わえるのかもね。
    確かに3D画面なんかの何倍も楽しそうだぁ(笑)

    >もう少しさりげなくやったほうがよいと思うのです。
    そうなのよ、
    これでもか!ってぐらい出しまくりでしょ…これは醜い。
    「何が売りなの?」「もちろん3D!」って感じ(苦笑)
    制作者達が、ただただ3Dに振り回されてるだけじゃん。

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